突き指とは、指をぶつけるなど何らかのきっかけで外傷となり、痛みを伴う状態の総称です。突き指には、指の骨折・脱臼・打撲・捻挫(ねんざ)・靭帯(じんたい)の断裂などが含まれます。
<主な原因>
1.主に球技での負傷。
(バスケットバール・バレーボール・ハンドボールなど)
→ボールをキャッチする際に指がグイッと持ってかれたり、正面から指先をついてしまうことによって傷めたなど。
2.足の小指を家具などにぶつけた
3.転んだときに指をついて変な方向に捻った
などの急激に大きな力が関節に加わることによって起こりやすい。
<症状>
軽度→少し指が曲がりにくい感じがする。腫れもあまりなく、指も少し太いかなと思うくらい。
中度→通常の可動域の半分曲がるか曲がらないかくらいで、腫れや痛み、場合により皮下出血も見られることがある。外から見てあきらかに指が太いのが分かる状態です。
重度→指は太くパンパンに腫れ、皮下出血(あざ)や痛み、自分で指を動かしにくいなどの症状がある。傷めてすぐは炎症により患部に熱感を持っている。骨折や脱臼の可能性もあります。
<突き指をしたときの応急処置・対処方法>
☆アイシング(冷やす)
腫れと痛みを伴う突き指には、簡単にできるアイシングがおススメです。ビニール袋などに氷と水を入れ、患部に当てて冷やします。一度に長時間冷やしすぎたり、保冷剤や氷を直接患部に当てたりすると皮膚を痛めやすいので、注意しましょう。患部の痛みが治まるまで冷やしたら離す、を繰り返すことで患部の新陳代謝を抑制し、症状を軽減させる効果を発揮します。
<外傷を負った場合の基本的な応急処置:RICE>
・Rest レスト:安静にする
・Icing アイシング:冷やす
・Compression コンプレッション:適度に圧迫して固定する
・Elevation エレベーション:手を挙げる