ガングリオンとはゼリー状の物質が詰まった球形のかたまりで、体のどこにでもできると言われていますが、手首や指の付け根にできやすいと言われています。大きさは米粒ぐらいのものからピンポン玉ぐらいまで様々で、硬さも様々ですが、皮膚に赤みはでません。
皮膚とくっついてはいないので、触るとつるつると滑り、豆を触ったような感触になります。
(参照:日本整形外科学会)
<ガングリオンの原因>
関節や腱(骨を動かすためのスジ)を包む袋の一部がふくれあがり、関節を滑らかに動かすための潤滑剤に当たる粘液が中に溜まってできるものです。若い女性に多いと言われており(男性より女性が3倍なりやすいと言われています)、よく動かすからできるという訳でもないのですが、ガングリオンのある部位を動かすと悪化するとも言われています。また、過去にケガをした部位にできやすいとも言われています。
<ガングリオンの症状>
症状がない場合がほとんどですが、神経を圧迫して指に次の症状が出ることもあります。
・しびれ
・痛み
・動かしにくさ
・筋肉がやせてくる
手首の内側にできた場合
手根管という神経が通っている狭い部位を圧迫し、手根管症候群を引き起こすこともあります。
<再発の可能性>
針で刺して中身を吸い出したり、手術をして取り除いても、再発することがあるとされています。