アキレス腱炎とは
使いすぎによりアキレス腱部に炎症が起こった状態のことを言います。スポーツ障害では頻度の高いもので、繰り返しのストレスによりアキレス腱に負担が生じて、腱の変性が認められます。
アキレス腱炎の症状
かかとへの付け根の部分から上へ2~6cm部分のアキレス腱が腫れ、押さえると痛みが増します。
運動したあとや朝起きた時の歩き始めに痛みが強く、症状が進行すれば安静にしていても痛むことがあります。
足の指を上に上げることで痛みが増します。
進行すると、痛みだけでなく足関節の動きが悪くなります。アキレス腱周囲炎では足関節を動かすとアキレス腱にきしむような摩擦音が聞こえることがあります。
アキレス腱炎の原因
1過度な運動(オーバーワーク)で足に負担がかかることを繰り返している。
2加齢変化のひとつである腱の変性。(中年以上の市民ランナーやウォーキングをしている人に多く発症という事例があります
3ふくらはぎの筋肉の疲労からくる柔軟性の低下、靴が合わない(窮屈など)、扁平足 (へんぺいそく) などの足部変形など。
対処法
痛みが出始めたら、できるだけ運動を控えて局所を安静に保つことが大切です。
患部には、湿布やアイシング等で鎮痛効果を促しましょう。
基本的な応急処置法
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
ふくらはぎの筋肉がかたいことでもアキレス腱に負担をかけるため、ふくらはぎのマッサージも効果的ですよ。
運動前のストレッチングや運動後のアイシングを忘れずに行ってくださいね